いろいろな箸
茶懐石料理の中で使われる箸をご紹介します。茶事の中の懐石のほか、料理屋さんの会席料理の中でも好まれてきました。
青竹懐石箸
青竹の会席・茶懐石箸。元節・中節・両細などの箸をはじめ、各お流儀のご依頼や、料理屋さんからのご注文で、フルオーダーの箸をお作りしています。茶懐石に関しては、ご流派によって決められた寸法や形があります。
各ご流派ほぼ共通の青竹箸の寸法は、元節七寸五分・中節八寸・両細八寸五分となっています。
それ以外の箸については、オーダーに応じてお作りしています。
煤竹箸
古い農家の奥戸さん(竈門のある台所)や、囲炉裏の上の天井で、蚕さんを飼っていた部屋の床板などの百年以上燻された煤竹をストックし、箸や楊枝を一本一本削っています。茅葺の家の薪によって、燻された時の色も変わります。四国などの蚕部屋の床板の場合は、縄目がつかないことが多いです。
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