花入れ
竹花入れは花入れの中では真行草の中の草に位置し、様々な形で作られています。

形
一重切り、二重切り、円窓、鶴首など様々な形の花入れがあります。また、生地は白竹、煤竹、胡麻竹、青竹、絞竹..とあり、これに数数の形を組み合わせることで同じものは一つとないほど個性ある花入れが作られています。
円窓


一重切り

※明治頃に到来したクリスマス・ローズ/ヘレボレス・ニゲルは茶人方によって寒芍薬の和名をいただいて、和文化の中でも愛されています。ここでは白竹一重切り花入れに使いました
花入れとかすがい

奈良の山に多い馬酔木(アセビ)。割れに銀でカスガイを打ち、止めています。花入れの修理によく使う方法です。どっしりとした白竹を低い位置で切り、一重切りにした花入れ。
青竹八寸柳掛け
初釜(或いは正月)に結び柳を入れるのに使われる八寸の高さの青竹掛け花入れです。裏側に釘穴があり、茶室の場合は主に床の間の楊枝柱(塗り残し柱)の柳釘などにかけられます。
年末十二月に高山近隣の竹林から伐り出した青竹を一本一本丁寧に水洗いし、一節が入った状態で八寸ほどに切ります。裏側に釘穴をつけます。
結び柳は3m〜4m以上の柳の一部を円にしておきます。ねじめには椿、南天、千両、万両、松、水仙などが御流派や茶人の皆様のお好みで添えられます。

修理

花入れは割れがくる場合があり、鎹(かすがい)で止めるほか、さまざまな伝統工法に則った修理をお受けしています。
竹花入れ:三原啓司
花/撮影:九葉
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